旅行業界の全体像記事一覧
旅の三要素とは何か?
旅行会社は、旅の三要素の「アゴ」「アシ」「マクラ」と「サービス」。「非日常性の演出」という付加価値をつけて、旅行を商品化しています。旅行商品の本質旅行者はまず、食事、旅先の特産品、料理、おいしい店、有名レストラン、ドライブインなどに注意を傾けます。主催者の旅行社パンフレットなどで、提供する食事の回数...
旅行商品の特性について
旅行商品は、「形のあるもの」ではありません。従って様々な特性があるので、商品価値も、金銭価値だけでは測れません。サービス商品旅行商品の構成要素は、全て無形商品です。形がないだけに旅行の価値はサービスの優劣、会社の信用力で決まるのです。個人旅行、団体旅行でも価値は違いますが、旅行商品は旅行後の満足感で...
旅行商品の種別について
旅行商品は、動機、目的、参加者の形態などで、個人、グループ、団体などに区別されます。販売方法も異なります。参加形態による旅行商品の分類現在、観光バスが、何10台も連なって旅行する風景は見られません。個人旅行、団体旅行も、家族旅行からハネムーン、卒業旅行など様々な形態があります。約款上の分類だと、個人...
旅行会社の機能について
旅行業法では、「旅行業」を「報酬を得て旅行業務を取り扱うことを、事業とする」と定義しています。旅行者とサプライヤーとの間に立って「旅行業法第二条(定義)」旅行業務とは、一つは旅行者のために行う運送・宿泊サービスの代理契約、媒介、取次ぎ、案内、旅券の受給など行政庁などに対する手続きの代行、相談などのサ...
標準旅行業約款とは?
旅行商品は、基本的に前払いです。消費者保護の立場から自由に販売できず、法律による業者登録と標準旅行業約款の掲示が義務付けられています。標準旅行業約款とは2005年4月の法改正で、標準旅行業約款が全面的に改正されました。旅行者(顧客)の保護が強調されるようになりました。新約款では、次の5種類の旅行商品...
企画旅行と手配旅行の違いについて
旅行会社のパンフレットやチラシから、企画旅行と手配旅行の見分け方はどうするのでしょう?旅程保証と特別補償について企画旅行と手配旅行の違いといえば、旅程保証、特別補償の有無があります。では、パンフレットやチラシから同見分けるかが問題です。ホテルや旅館の紹介をするだけなら、手配旅行になります。しかし、ホ...
旅行業の流通のしくみについて
形のないものを売る旅行業界ですが、そこには売れるものをつくり、それを卸し、小売するという流通の一連の流れがあります。その中で、様々な業者が存在します。サプライヤーについてサプライヤーとは、供給する者です。従って、商品をその業界から供給されるのです。「アシ、アゴ、マクラ、アソビ、マナビ」などの要素をい...
専門業務に特化した旅行会社とは?ツアーオペレーター、インハウス、ディストリビュー...
旅行業界には、専門的な業務に特化している旅行会社がいくつか存在しています。インハウスとディストリビューターインハウスとは、大手企業グループに属し、出張手配・商用・社員プライベート旅行を主力業務としているリテーラーです。グループ会社とも連携して、一般旅行者に販売することもあります。ディストリビューター...
旅行業法に基づく旅行業の旅行業者登録について
戦後、経済の復興につれ生活も豊かになり、国内外の旅行が増加しました。それと共に悪徳業者による旅行代金詐欺など事件も起こってきました。そこで、法律に基づいた旅行業者の登録が必要となりました。旅行業者登録とは?旅行業を営むものは、「旅行業法」という法律に定められた規制があります。会社には、旅行業者登録が...
旅行会社の種類について(一種、二種、三種、代理業)
一種、二種、三種、代理業は、法律上の区分です。旅行会社は、業務内容から業態別区分で区別することもあります。業態別区分についてJATA(日本旅行業協会)の「旅行業経営分析」では、次の業態別区分がなされています。■BtoC総合旅行広範な地域に販売ネットワークを有し、全ての旅行商品を造成、様々な流通チャン...
旅行会社の種類について。資本系列の分類など
資本系列で旅行会社を分類すると分かりやすいのです。それは親会社のグループ名を冠しているところが多いからです。資本系列による分類資本系列での分類は、親会社の得意とする分野を顕しています。その旅行会社の特異な旅行商品がイメージしやすくなるでしょう。@運輸会社系(旧国鉄・私鉄系など)交通会社(飛行機、鉄道...