旅行会社の種類について。資本系列の分類など
ツイート資本系列で旅行会社を分類すると分かりやすいのです。それは親会社のグループ名を冠しているところが多いからです。
資本系列による分類
資本系列での分類は、親会社の得意とする分野を顕しています。その旅行会社の特異な旅行商品がイメージしやすくなるでしょう。
@運輸会社系(旧国鉄・私鉄系など)
交通会社(飛行機、鉄道、バス)は団体貸切運行などを行う関係上、旅行業の認可を受けています。関連会社として旅行会社を持ち、マーケティングを推進しているのです。分類は「旧国鉄系」「私鉄系」「バス会社系」「航空会社系」「客船系」があります。
A流通系、カード会社系
百貨店、スーパーを経営母体の旅行会社です。親会社の店舗に店を構えます。カードを生かした営業を行います。
B農協系、盛況、各種団体系
組合員向けの旅行商品の販売、企画旅行の取り扱い
C新聞社系
新聞社が母体で、自社媒体や販売店のネットワークを中心にチラシで旅行者募集をします。
D商社系、物流会社系
航空貨物を取り扱い、商社がインハウス*設立したものです。
E出版社系
雑誌メディアを活用してダイレクト・マーケティングを行います。
Fツアー・オペレーター系
現地手配専門に行います。
Gインハウス・エージェント系
グループ企業出張、商用を扱うことからスタートが多いです。
H独立新興系
大手に属さず、旅行会社としてスタート。格安航空券、特定分野に特化したもの(熟年ツアー、ハネムーン、長期滞在型リゾート、留学など)を扱うところが多い。
I外資系
外国会社(航空、企業)の子会社としてスタート。航空会社と提携関係があります。
Jネット企業系
インターネットポータルサイト検索サービス利用の企業が運営する旅行会社。第1種旅行業として、ホテル、航空券の予約以外にパッケージツアーも取り扱います。
今後も続く新規参入
旅行業界は、新規参入しやすい業界です。スポーツフィットネス業界(健康ツアー、スポーツ体験)、通信サービス業界(動画配信、携帯電話サービス)、高速道路会(民営化)社などの参画が、この後参入の可能性があります。観光圏内を限定した旅行代理店業に、市町村観光協会、NPOなどが増えてきています。
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