ヤフーとリクルートの動向について

ヤフーとリクルートの動向について

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旅行のネット予約においては、楽天が独走していると言われています。それを追いかける、二位以下のヤフー、そしてリクルートの動きを見てみましょう。

 

ヤフーとリクルートの動向について

 

楽天を追え

 

順調な成長をし続けるネット専業旅行会社、楽天トラベル。他の追随を許さないかと思いきや、以下のような会社がその後を追いかけています。

 

まず、リクルートの「じゃらん」「Yahoo!トラベル」、そして独立系の「一休.com」、さらに海外旅行系では、伊藤忠商事の「地球の歩き方T&E」「予約.com」です。各社はほぼ併走しながら、楽天の背中を追い続けています。

 

特に、「Yahoo!」は、2000年に「JTB」と合併会社「たびゲーター」を設立しました。国内最大のポータルサイトと、旅行業界ナンバーワンのタッグです。ですが、当初はJTBの店頭価格そのままをサイトに持ち込んだことにより、価格競争ではあまり振るわなかったようです。

 

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Yahooの追撃

 

Yahoo!の宿泊予約事業が認知されたのは、「ヤフー・ビジトラプラン」(2005年3月〜)が宿泊予約を大幅に伸ばした頃です。以来、同社は「たびゲーター」、カカクコムグループの「フォートラベル」、予約サイト「ベストリザーブ」、及び日本航空とも包括提携しました。

 

さらに、じゃらんねっと(リクルート)とも提携したのです。「日本最大級の国内宿泊施設予約サービスの構築」を目標に掲げ、ネット宿泊サイト大手と手を結びました。こうして同社は登録宿泊施設の数を増やし、ソフトバンクのモバイルコンテンツにも存在感を示しながら、楽天トラベルに追い打ちをかけようとしていきました。

 

じゃらんの歴史と成長

 

「リクルート」の旅行部門の生い立ちを振り返ってみましょう。1984年に「旅行のマッチングサービス」として誕生した、格安航空券と海外旅行の情報紙『エービーロード』が始まりです。1990年からは、国内旅行情報誌の『じゃらん』が出来、ネット予約は2000年11月から開始されました。

 

「じゃらんネット」では、沢山の事が出来ます。22000軒以上の宿泊施設がネット予約できる他、各旅行会社のパッケージツアー、国内約90000件の観光スポット等の情報が閲覧できます。また、会員登録した利用者が撮影した写真や口コミが見られるコミュニティサイト、海外旅行の『AB-ROAD』や、法人専用の予約サービス『じゃらんコーポレートサービス』などが掲載されています。

 

グループでは、「(株)ゆこゆこ」「(株)シーナッツ」「(株)ワールドメディアエージェンシー」「旅行計画(株)」と共に総合的な旅行サービスを提案し、2008年度の連結営業収益では、365億3600万円を計上しました。



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