インターネット利用者の評価と不安について

インターネット利用者の評価と不安について

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日本旅行業協会(JATA)が、2002年2月「インターネットと旅行」というテーマでアンケートを行った結果があります。旅の情報を収集するのは便利であるが、反面、個人情報の漏洩に不安があるという回答が多く寄せられました。

 

インターネット利用者の評価と不安について

 

パンフレットに次ぐ情報収集の手段

 

アンケートで、「旅行関連サイトを見たことがきっかけで旅行に行くことを決めた経験の有無」、「旅行関連サイトを見たことがきっかけで旅行先を決めた経験の有無」という設問があります。40代以下の60%前後が「経験あり」で、特に20歳代男性の70%は、旅行関連サイトの閲覧がきっかけで旅行を行っています。

 

インターネットの普及で、旅行関連サイトは、非常に重要な意味を持っていることが分かります。「旅行に関する情報収集に最もよく利用するもの」では、「インターネット」は高い比率を占めています。

 

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インターネット取引の不安

 

「インターネットで旅行の申し込みをする際に最も不安を感じる点」では、「手続きが完了したか不安」「個人情報の漏洩が不安」「金銭の詐欺が不安」と続きます。

 

インターネット取引のトラブルは、旅行会社に問題があった事例ですが、旅行条件、旅行代金の記載ミスやインターネット掲載後の事情変更で記載内容を書き換えたことがあります。旅行者側の問題としては、説明書面を読まないなど契約内容に対する理解や認識不足で契約を締結するなどのケースがあります。

 

ガイドラインの設定とe-TBTマーク

 

インターネットのトラブル防止をするためにガイドラインを作成して、遵守しているホームページには適正マーク(e−TBTマーク)を交付しています。このガイドラインは、JATAなど旅行業界団体が、取引条件説明や契約締結の際の旅行者の個人情報の適正な取り扱いをするために作成した「個人情報取扱ガイドライン」をいいます。

 

ガイドラインの内容は、現行旅行業法の遵守を基本とすること、セキュリティー対策、個人情報保護の徹底,e-TBTマークの交付、営業所のインターネット取引にかかる管理体制の整備などを細かく規定しているものです。

 

広告表示、取り引き条件についても掲示が義務付けられています。ホームページ上に旅行業約款、各種旅行商品の条件書、募集型企画旅行では、催行条件や内容の交付方法(プリントアウト)などです。これらの審査に合格して、はじめてe-TBTマークが交付されます。



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