スマートフォンを利用した宿泊予約について

旅行の分野において、インターネットを経由した宿泊予約は、割合早い時期から取り入れられてきました。例えば、顧客満足度上位を獲得した楽天トラベルや、一休.com、じゃらんなどのインターネットサイトから旅行の申込みをした経験のある人も多いのではないでしょうか。

近年では、スマートフォンの普及によって、インターネットサイトでの旅行申込みをする傾向が一層強まっています。

スマートフォンを利用している人の中には、旅先で宿泊期間の直前予約をするケースが増えているそうです。その際に使われているのが、現在地周辺の宿泊先を検索する機能が付いているアプリケーションソフトですが、宿泊先の検索機能だけでなく、周辺地域の観光情報が充実しているとさらに便利です。

例えば、「るるぶ」（JTBパブリッシング）のアプリや、「じゃらん」（リクルート）のAndroid端末向けのアプリは、観光スポットやレジャー、ショッピング施設、飲食店などの情報が充実しています。特に「るるぶ」のアプリは様々な情報をカテゴリー別に1つの画面に表示させているため、見やすく、使い勝手が良いと人気が集まっています。

さらに近年では、Facebookなどのソーシャルメディアを活用し、同じ趣味を持つ人たちが自分好みの旅行プランを投稿して、参加者や日程、予算などの都合があった時点でツアーが成立するという、新しい旅の形態が生まれています。

今後は、個人でオリジナルの旅を提供して、全国の似た趣味を持つ人たちと同じ旅を共有するという事を目的とした個人サイトも充実していくでしょう。また、スマートフォンに内蔵されている機能を活用した旅先情報も充実してきています。

例えば、NHK大河ドラマゆかりの地で位置登録をすると、ドライブしている周辺地域に合った歴史の具体的なポイント情報を教えてくれるという、GPS機能を活用したものや、加速度センサーなどを活用して、宿泊施設内の写真を360度見渡せるものなど、スマートフォンの機能をフルに生かした旅の楽しみ方もあるのです。

スマートフォンを活用し、交通機関の予約や決済、発着情報の確認が出来れば、今までは受け身だった旅も、自分の興味や趣味に合わせて行先を選び、関連情報を集めるといった積極的なものに変わって、楽しむ事が出来るでしょう。