多様化するニーズへ対応する旅行会社
ツイート高齢だから、体に障害があるから、小さい子供がいるから、ペットがいるから……。旅行業に課せられた使命とは、ホスピタリティ(もてなしの心)を忘れず、どんな客層にもきめ細かな対応をすることです。
壁を取り払え
バリアフリー旅行商品を展開する会社が増えています。障害や高齢のために、旅行から足が遠のいている人たち向けに、バリアフリーの宿泊施設を手配しあり、リフト付きの車で観光地を巡る事ができるのです。
「バリアフリープラザ」を開設し、専門の募集型主催旅行「ソレイユ」を取り扱い始めたのはJTBです。日本旅行でも「赤いうさぎツアー」というバリアフリー商品を販売しています。その他、クラブツーリズムやHISでも、バリアフリーに特化したカウンターや、旅行センターを設置していますし、地方でも専門の旅行会社が独自の商品を展開しています。
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子供と一緒に
小さな子供をかかえている為に、旅行を諦めている人々が多いのも実情です。そこで、各社は子連れにやさしい宿泊施設を紹介するサービスを始めました。通常、子連れ旅行の場合は、航空会社や宿泊施設などのサプライヤーの子連れ向けサービスの紹介が主となります。
ですが旅行会社は、ネット検索の項目に「家族旅行・子連れ向き」を盛りこんだり、行程のアドバイス、遊園地などのレジャー施設の紹介など、細部にわたった対応をしています。隣に「後楽園ゆうえんち」のある「東京ドームホテル」は子連れ向けサービスに定評があり、人気があります。
また、東京ディズニーランド周辺の各宿泊施設は、子連れ向けへの細やかな気配りが充実しています。航空会社でも、三歳未満の幼児に対するサービスは充分に行われています。特に、長旅となる海外旅行でのそれは、各社共に独自の対応が用意されています。
ペットと一緒に
「ペットと旅行」をテーマにした旅行サイトも増えています。ペットと一緒に泊まれる宿泊施設の無料検索サイトへのアクセスは、近年増加しています。ペットも家族の一員ということで、旅行会社は、ペットと共に宿泊できる施設の紹介にも力を入れ始めました。
空港会社、鉄道、船舶でも、ペットを同伴した顧客へのサービスを行っています。また、旅行会社の新サービスとして、旅行で長く家を空けた時にペットを預かってくれる、というものもあります。
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